足の甲の消えない痛み

ABOUTこの記事をかいた人

ひとりで作り、ひとりで悩み、ひとりで動かし、ひとりで失敗する、を繰り返し、それでも生き抜く起業好き40代。

体罰についての話題を見かけ、
思い出したことを書いてみます。

私にも若い時がありまして、
短いながら反抗期らしき時もありました。

15歳ぐらいだったでしょうか。

母親と口げんかしていて、
まぁひどい言葉を言ってしまったのです。

何を言ったのかはまったく覚えていませんが、
自分でもひどいこと言っちゃった…
と内心凹んでいたのは覚えていますので
かなりひどい言葉だったのでしょう。

そこからはひどい言葉の応酬です。
まぁ、だから口げんかなのですが。

もう自分でもひどいこと言っているのわかっていて
なんでこんなことを言うのだろう私は
と、自責の念でいっぱいなのに
ひっこみがつかない状態だったと思います。

それを、横でだまって聞いていた父。

私の父は、無口で、また私に甘くて、それまで
まともに怒られたことなどほぼ一度もありませんでした。

母にはしょっちゅう怒られていましたが。
それでも両親からは一度も叩かれたことはありませんでした。

その父が、あまりにひどい私の言葉に
我慢の限界だったのでしょう。

私のことを叩こうとして手を振り上げました。

「いい加減にしなさい!」と。

その時、父が狙ってたのは私の足の甲。

顔ではなく、たぶん叩かれても
そこまで痛くはなさそうな、
靴下履いている、足の甲です。

それでも私は、はじめて父に叩かれる!
と身構えました。

でも、振り上げた父の手は
そのまま上で震えてるだけ。
降りてきません。

何も言わず、目を伏せて、
何かを耐えています。

私の言ったことや態度が許せないのと
どうしてもそれでも叩きたくない
叩けない
という気持ちの葛藤が
痛いほど伝わってきました。

「足の甲でも叩きたくないんだな
叩けないんだな」と。

結局叩かれることはなく
痛い思い出ではありません。

ですが、
私は未だにその時のことを
目の前の父の葛藤を
強烈に覚えています。

父にそこまで痛い思いをさせてしまった
という強い後悔を覚えています。