おもしろいって

ABOUTこの記事をかいた人

ひとりで作り、ひとりで悩み、ひとりで動かし、ひとりで失敗する、を繰り返し、それでも生き抜く起業好き40代。

おもしろい人生を

子供を育てるにあたって、最終的に私が思っているのはこれだけです。
時に迷うことがあっても、そういう根本的な信念はあります。
いつもそうはいきませんが、岐路に立った時
自分が面白いと思える人生を選んでほしいという思いです。
あくまでも、私個人の思いです。

おもしろい、って何?

フランス語で日本語の「おもしろい」
を翻訳しようとしても直訳はできません。

 

「興味深い」おもしろさ
ならばインタレスティング intéressantですし
「笑える、可笑しい」おもしろさ
ならば ファニー rigoloです。
「楽しい、愉快な」ならば
have fun, フランス語ならば amusant でしょうか。
「今が楽しければいい」だと、
amusant のあたりが近いでしょうか。
毎日ビーチでカクテルと美女三昧の毎日
みたいなところを目指す感じですね。

しかしそうなるといわゆる世俗的成功を
目指す感じになりそうです。

ただ、どんなことでもずっと楽しい、
なんてことは有りえないので、
瞬間の楽しさや「楽(ラク)」のみ追求するのは
後から振り返った時にどうにも個人的に興味がわきません。

仮にずっと楽しい人生というものがあったとしても
最高に興味深いとは思えません。

日本語の’面白い’は意味範囲が広いですが、
ぜひ自分の人生に興味をもって
さらに興味深い、面白いものになるように、
自分だけのインタレスティングを追求してほしいと思います。

その「おもしろい人生」は誰のため?

人からみて面白い人生
親からみて面白い人生
それはおそらく当人にしたら
大して面白くない人生であることが多い。
親の私から見てつまらなそうであっても、
本人が面白くて、自分の人生に興味集中!
であるならば十分です。
色々あっても途中で、
自分は自分的に面白い人生を生きているかな?
もっと面白い人生にするにはどうすべきかな?
と思えるそういう風であってほしいと願います。

音楽院からアニメーションづくりへ

私の友人の女性の話です。

彼女はもういわゆる子育て期間は終えていますが
彼女のお嬢さんはバイオリンが達者で
フランスの国立音楽院Conservatoire に通っていました。
で、音楽の道をそのまま進むかと思いきや。
現在、アニメーションの学校を最終的に出て
そういった仕事をするべく励んでいらっしゃいます。
お母さんである私の友人は、
映画好きで、アニメーションも結構よく見ていて、
お嬢さんとそういうことでよく話をするようです。
別に音楽の道に進んでも
進まなくても
趣味で続けても
アニメにはまっても
なんでも良いのです。
アニメ好きみたいだから、
娘とはそこらへんの話をするわ
結構面白い意見が聞けるわ
というスタンスです。
音楽にはまった時期は音楽を学びたいし、
アニメにはまったらアニメを仕事にしたくなった
それは自然な成り行きで、
彼女が面白くてたまらないなら
それが一番、ということです。
自分の人生を自分に最適になるようにカスタマイズしていく
そういう道を常に探していけるようであってほしいです。
興味の泉が枯れないように
自分の「感じ方」を大切にしてほしいです。

自分に誠実に生きる

人間いつ死ぬかわからないから
今を大切に必死に生きる

ということはよく言われますが、
なんだか悲壮感があってどうも自分には馴染みません。

もっと面白く!を追求していくゲームのなかで、途中でコロッと死んでも、

「ま、それでもここまで結構おもしろかったよ」
といえるといいな
ということで、今を生きています。
そのゲームには本気で臨んでほしいと思います。
本気じゃないと面白くありませんからね。
誰よりも自分自身に、
自分の感じる感じ、に
誠実であってほしいものです。